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古美術の世界の中で特に御茶道具や古書画(主に明治以前の書画)は、箱書きや伝来が評価の重要な要素となってくる場合があります。 中身の美術品そのものが良い物であることは必要条件ですが、さらに著名で評価の高い人物が、箱に題や銘と共にその人物のサインを書き付けている場合や箱に所蔵印が押されて入る場合、「箱書きがある」または「箱がある」と言い、評価が高くなります。 また、この箱書きや蔵番と品名の書かれた木札や見出しなどから、所持していた人物(著名で評価の高い人物)が明確である場合には、「伝来がある」または「伝来が良い」と言い、やはり評価が高くなります。
著名で評価の高い人物とは、茶の湯の家元、大名家(前田家、松平家、伊達家など)、著名な商人や実業家(鴻池家、平瀬家、益田家など)など様々な場合があります。